YG性格検査と知能検査を組み合わせること(バッテリーテスト)で、その人物の将来的潜在力を知ることができます。
事例をあげると下記のようなプロフィールをもつ方がいらっしゃいました。
プロフィール図から性格を知る
YG性格検査の実施後、粗点の計算を行うと粗点から、プロフィール図を作成することができます。
このプロフィール図に被検査者の具体的な性格や詳細な特性が表れています。
この方は、落ち着きのある安定した人です。協調性があり人と穏やかに接します。行動は活発に活動しますが、物事を深く考え、計画的・分析的で慎重な熟慮的な考えと行動をとります。ただ、Agの値(意欲)が左に飛び出しており、自信のなさがうかがえます。新しいことや慣れないことには考え過ぎて決断ができず消極的で、課題に取り組む意欲性に欠けています。
この方は性格検査結果からでは、採用することはお薦めできません。
知能検査から潜在的能力を知る
しかし、知能検査を実施し、IQ値の高い人であれば、企業として教育する価値のある人です。
この方は仕事をする能力がないのではなく、自信がないために消極的な性格になってしまっているからです。
上司の仕事の与え方1つでその人の自信を高め、次第に仕事への意欲が高まり、この方がもつ知性がよい働きを生み出します。
将来性を見極めた判断には知能検査をお薦めするのはそのためです。
これからの人材は企業で育てていくことが不可欠です。
知能検査について詳しいことはこちらをご覧ください。→ キャッテルCFIT知能検査